1.鲁思#183;本尼迪克（1990)《菊与刀》商务印书馆 　『菊与刀』によると、日本人はただ近祖を祭祀するだけであり、百年前の孝道観念に含まれない。

また、家族成員の間に明らかな「恨み」があるというのは日本の孝道の特徴である。

日本において、家庭が非常に重んじられる一方、日本人はそれほど家族成員の間の絆を重視しなく、親は子に対する監督の権力があるため、子と親の意願が合わない時、必ず親の意思に服従しなければならない、これこそ子の義務としている。

2.有地享(1977)『近代日本の家族観』(明治編)弘文堂 　有地享(1977)によると、「家」制度は、家長を中心とする祖孫一体の生活共同体であり、「家」成員が非打算的に結合し、「家」の中で自己を埋没させて連帯的な一帯感を形成していたのであるとし、この「没我帰一」の生活理念の中で「孝」は家を地盤として発生し、また、「孝」とは、「子」と「老」の会意文字なので、子が老親を背負う、つまり、子が親に対して絶対的服従するという私的なものを意味すると指摘した。

3.藤方博文(2015)「日本近世武家社会における養親子関係：内分と孝行#12539;家内和合の問題から」『比較家族史研究』VOL(3) 　藤方(2015)は「官刻孝義録」に収められている親の看病に関する事例を挙げながら、近世武家社会における孝行の実践を取り上げ、近世武家社会における上位権力側は親族を規定し、「孝」を称揚すると指摘した。

また、幕府服忌令によって規定された親族の中で、親は養実とともに重視され、その親には、日常生活においても孝行が求められたという。

4.田中徳定(2001)「平安朝物語における儒教：『孝』と『三従』を中心として」『駒澤國文』VOL(2) 　古代日本における儒教の有り様と平安物語に見られる「孝」を主に説いた。

田中( 2001)は、「源氏物語」に描かれた不孝への罪意識に見られるように、日本社会では儒教がすでに仏教と融合していたと自覚した。

そのため、儒教の宗教性と道徳性という両方を連結し、平安朝物語における儒教の有り様を窺えることも大切だとしている。

「孝」と「不孝」の説話から主人公の行為、性格と道徳理念を分析した。