１、那楽　日中における小学校第 1 学年の道徳資料に関する比較検討一儒教思想の「礼」を手がかりにして 筑波大学教育学系論集39巻 87-97 2015-03　 　那楽は本論においては、儒教思想の中でも「礼」の視点から，中日両国における小学校第 1学年の道徳教育，特にその道徳資料を中心に扱うこととする 。

このことに応えるために、文章は、まず、日中両国における道徳教育の目標を確認し、そして、「礼」の視点から，両国における小学校第 l 学年の道徳教育の内容、そして道徳資料，の具体的な内容をそれぞれ詳細に分析し、最後は、以上の論究を踏まえ、中日両国の道徳資料全体の特質を比較検討する。

２、田変　中国の「素質教育」についての検討ー経済の高度成長期における中日の教育政策の比較 　田変は本論においては、戦後の数十年の発展につれて、労働力の素質や人材の育成を多く注目られる上で、中国でも、日本でも、一連の教育政策を提出したということを述べる。

両国は、素質教育が教育改革の重要な一環として位置づけられているとと強調されている。

そのため、中国では、素質教育は，「すべての学生」と「すべての面」に向けることを強調し、「中国教育改革と発展綱領」を公表している。

日本では、一連の政策も提出したと述べる。

３、西川真子　中国の義務教育課程国語教科書の特色について― 人民教育出版社刊『語文』六年級下冊を中心に 名古屋外国語大学外国語学部紀要第48号 2015　 西川真子は本論において、中国の語文課程は学生の言語と文字の運用能力を育つにもかかわらず、学生の総合的な素養を高め、ほかの科目を理解するための基礎に力を尽くし、すなわち、学生が正しい世界観、人生観、価値観を形成し、健全な人格になるには大切だということを述べた。

それに、中国の国語教科書の中で、民俗風習、人生への思い、革命の先駆者などを含まれ、それらの内容を通して、学生たちに、愛国主義、道徳観などを育成できるということと語る。

４、 高橋喜代治 道徳の授業における心情追求の一考察ー国語の心情読みとの比較を通して 教職研究第 25号（臨時増刊） 立教大学教職課程 2014-12　 　高橋は本論においては、日本における、近代以来、国語は道徳に重要な位置につけたとのべる。

道徳と国語の授業の混同について考察するのには、日本の国語教育の始めにまで遡らなければならないと言える。