摘 要

近年来，日本社会结构发生着深刻的变化，而其特征之一即为人群的多样化。而日本综艺对多样化人群的报道和展现，表达了对被认为是少数派的群体的关注，体现出对于多样化群体的人文关怀。本论文以日本综艺节目「月曜から夜ふかし」为例，主要分析节目中出现的靠优待券生活的桐谷広人、大舌头的音乐结姐姐、小众足球队的狂热粉丝的斋藤晃等多样化人群的特征，考察这些人物通过该节目所获得的改变或支持。通过探讨日本综艺节目是如何关注多样化人群的，是如何展现其生活轨迹以引起社会关注和共鸣的等问题，本论文还将探究我国综艺节目该如何改变当前社会中少数群体的的“失语”困境，提升社会对于不同个性人群的包容与尊重。

关键词：多样化;少数派;综艺节目

要 旨

近年、日本の社会構造に大きな変化が起き、その一つの特徴は人々の価値観の多様化である。その裏には、従来「弱者」の立場に立っていたマイノリティー、あるいはマイノリティーに関心を寄せる日本のバラエティ番組の役割がある。本論は日本のバラエティ番組「月曜から夜ふかし」を取り上げ、番組に登場する株主優待だけで生活する桐谷広人、滑舌の悪い「フェフ姉さん」、マイナーサッカーチームのマニア斉藤晃などの「常連」の特徴を分析し、それらは番組の放送によって個人的生活、また暮らす社会環境が如何に変わるかを考察する。日本のバラエティ番組がマイノリティーの生活軌跡を表現する傾向と観客に伝えるマイノリティーへの態度などを検討して、社会から関心と共感を引き起こす要因を論証していく。さらに、中国現代社会におけるマイノリティーの「失語」苦境を変えるために、中国のバラエティ番組のこれからの対策を探ってみる。

キーワード: 多様化;マイノリティー;バラエティ番組

目 次

1 はじめに 1

1.1 研究動機 1

1.2 先行研究 1

1.3 研究目的 2

2 これまでマイノリティーをシャットアウトするテレビ番組 3

2.1 過少な報道数と低い注目度 3

2.2 テレビ番組による報道の悪質 3

2.3 欠落しているヒューマン•ケア 4

3 マイノリティーを登場させる日本のバラエティ番組「月曜から夜ふかし」 3

3.1 「月曜から夜ふかし」に登場するマイノリティー 5

3.2 「月曜から夜ふかし」の特徴 6

3.3 「月曜から夜ふかし」の役割 8

4 マイノリティーを重視していない中国のバラエティ番組 12

4.1 中国のマイノリティーの苦境 12

4.2 中国のバラエティ番組の現状 12

4.3 中国のバラエティ番組の行方 13

5 終わりに 14

参考文献 15

マイノリティーに関心を寄せる日本のバラエティ番組　　　　　　　──「月曜から夜ふかし」を例として

1 はじめに

1.1 研究動機

近年、中国のテレビ番組の発展に従い、マイノリティーはテレビメディアを通して大衆の視野に入り、特に民生番組の主要な報道客体になってきた。しかし、民生番組の伝播力が劣勢に立ち、マイノリティーの声を大衆に広く聞かせることはできない。そして、バラエティ番組は、トーク・報道・歌・クイズ・ゲーム・映像・恋愛・視聴者参加型の企画などのいくつかの種類の娯楽を組み合わせたテレビ番組のことであり、他の番組と比べて視聴者参加型内容が多く、大衆と深い繋がりがあるし、伝播効果は民生番組よりも余程高い。バラエティ番組は社会に対する影響力の優位を占め、大衆、特にマイノリティーに関心を寄せる重要な責任を負うべきである。一方、近年、日本の社会構造に大きな変化が起き、その一つの特徴は大衆の価値観の多様化である。その裏には、従来「弱者」の立場に立っていたマイノリティー、あるいはマイノリティーに関心を寄せる日本のバラエティ番組の役割がある。日本のバラエティ番組を例にとって、中国のマイノリティーの苦境を救う役割を検討して、未来のバラエティ番組の参考になる可能性が考えられる。

1.2 先行研究

これまで、中国の研究者たちは主に中国国内のテレビ番組の話題、形式、映像表現などに目を向け、それをめぐってマイノリティーの現状と行方を探求しているが、日本側の状況にあまり注目していないようである。

汪興和は、「電視媒体中弱勢群体『失語』現象探析」の中で、テレビメディアがマ

イノリティーを取材する現状について三つの特徴を指摘していた。それはマイノリティーに対する報道を軽んじること、視聴率を唯一の伝播効果として過度に追求することと欠落しているヒューマン•ケアである。この論文はテレビメディアの立場に立って自分自身を省みるものだと思われる。

周旭は「狂歓理論視域下大陸喜劇綜芸節目探析」の中で、プレゼンターとゲストの選択、番組形式の多様性という両面から、中国大陸の喜劇バラエティ番組のカーニバル化表現を簡約に分析し、マイノリティーを含む視聴者は平等に番組に参加すべきことを指摘した。

丁麗霞は「論電視節目中的人文関懐」の中で、テレビ番組の内容にヒューマン•ケアをアピールすべきこと、テレビ番組の制作過程でヒューマン•ケアをアピールすべきこと、報道対象に対して平等に待遇すべきことを提出した。この観点は、未来のテレビ番組の制作と放送に対してよい提案であろうと考えられる。残念なのは、具体的に実行する可能性のある方案は提出されていないことである。

一方、日本の研究者たちはテレビ番組の放送と視聴者の受容との関連について、もっとも詳しく考えている。小城英子、坂田浩之、川上正浩は「不思議現象に対する態度におけるテレビ番組の影響」の中で、データ解析でテレビ番組が視聴者の物事に対する態度に影響を与えることを証明した。視聴者には信奉層と懐疑層が含まれている。番組視聴後、信奉層においては不思議現象を恐れる態度が低下し、警戒心が薄れるようになる。懐疑層においては、肯定的な方向へと態度が変容する傾向がある。この結論に基づき、信奉層からマイノリティーに類推し、懐疑層からマジョリティー（社会環境）に類推し、具体的な事例を加え、テレビ番組がマイノリティーに与える良い影響を探究することも可能になる。

1.3 研究目的

本論は日本のバラエティ番組「月曜から夜ふかし」を取り上げ、番組に登場する「常連」の特徴を分析し、それらは番組の放送によって個人的生活、また暮らす社会環境が如何に変わるかを考察する。日本のバラエティ番組がマイノリティーの生活軌跡を表現する傾向と観客に伝えるマイノリティーへの態度などを検討して、社会から関心と共感を引き起こす要因を論証していく。さらに、中国現代社会におけるマイノリティーの「失語」苦境を変えるために、中国のバラエティ番組のこれからの対策を探ってみる。

2 これまでマイノリティーをシャットアウトするテレビ番組