1. 研究目的与意义（文献综述包含参考文献）

① 福田敏彦（2007）『日中の広告活動#12539;広告教育の比較』法政大学キャリアデザイン学部紀要4:69-90

福田（2007）は本論において、中日の広告の歴史を述べるし、中日の広告表現の違いを指摘した。福田によると、日本で「広告」という言葉が初めて登場したのは明治時代のはじめである。日本では近代広告が急速に発展したが、この「広告」という言葉が中国へも伝わって、中国でも同じ言葉が使われるようになった。今時、アジアにおいて近代広告の先鞭をつけた日本は広告の成熟期#12539;変革期に入っており、数千年の広告の歴史を持つ中国は今広告の高度成長の中にある。中日の広告表現の違いについて、福田は主に記号同士の関係、記号と商品の関係、記号と記号使用者との関係をめぐって述べた。

本研究において、中日の禁煙広告表現技法の比較を行う。福田の指摘したとおりに、日本の広告はアジアにおいて先鞭をつけたから、中国の広告は日本から何か学べるに違いない。公共広告もそうだと思われる。しかし、福田は中日の広告表現技法の比較について記号だけに絞った。実際に、中日の広告または公共広告は比較すべきところがたくさんあると考えられる。本研究において、中日の禁煙広告表現技法をめぐって多方面から比較する。

2. 研究的基本内容、问题解决措施及方案

研究背景と目的：

whoによると、たばこの煙には2000種以上の化学物質が含まれ、そのうち発がん性の物質は40以上にもなる。喫煙はがん、脳血管障害、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、成長障害、歯科#12539;口腔内疾患、妊娠への影響、その他さまざまな健康障害を引き起こすことが科学的に証明されているそうだ。中国では、2014年11月24日に、国務院は初めて全国的な喫煙に関する規制法が提案された。しかも、日本では、2020年の五輪パラリンピックに向け、厚生労働省は、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の対策を強化するという提案を出した。中国でも、日本でも、禁煙あるいは分煙に関していろいろな政策と法律を出してきている。しかし、中国と日本との喫煙率の調査によると、喫煙率はまだ高いし、喫煙者の人数はまだ多くいると言われている。したがって、禁煙が必要になってきた。政策などに応じるために、禁煙手段の一つとして、禁煙についての公共広告も出てきている。特に人が集まる場所で、常に禁煙広告を貼っているに違いない。筆者も禁煙広告がよく見える。病院とか、デパートとか、飲食店とか、禁煙広告を貼っていることがよく見える。禁煙広告はいったいどのように禁煙キャンペーンを進めるのか、何を禁煙者に伝えるのかについて興味を持ってきた。それに、筆者は日本語学習者だから、中国と日本の禁煙広告について考察したいと考える。禁煙広告はどんなメッセージを喫煙者に伝えるのか、中日の禁煙広告から伝えるメッセージはどんな違いがあるのか検討したい。また、言葉遣いと視覚上の表現技法についても考察したい。さらに、それをもとにして、中日の禁煙広告のデザインの視点から見ると、禁煙広告はどのように一層禁煙キャンペーンを進めるのかを明らかにするというのは本研究の目的である。禁煙広告での両国各自の特徴と公共広告に重要な要素を抜粋し、日本の長所を中国に適用する可能性を考える。