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从《明天妈妈不在》看日本的儿童虐待问题

 2023-05-19 08:23:51  

论文总字数:8887字

摘 要

儿童虐待是一个全球性的问题,虐待儿童的现象在各国普遍可见。自20世纪90年代起,这个问题在日本逐渐引起社会关注。近年来儿童虐待事件不断呈上升趋势,日本本着对儿童虐待事件起到早发现早应对,以及对受虐儿童进行合法保护的作用,于2000年制定了《儿童虐待防止法》。

2014年初,以儿童抚养机构为背景的日本电视台新剧《明天妈妈不在》开播,该剧描写了因为各种原因和父母分离的孩子们被送到儿童抚养机构后的遭遇,从孩子的视觉来描写被抛弃后的复杂心境以及在儿童抚养机构里生活的心理状态。本文对日剧《明天妈妈不在》进行分析,通过对主角的表现分析儿童虐待对儿童产生的影响。综合日本儿童虐待的定义、种类、现状、原因以及日本政府所采取的对策,对日本儿童虐待进行深入了解。

关键词:儿童虐待;日剧;影响;对策;

目 次

謝辞 I

要旨 II

摘要 III

1 はじめに 1

2 テレビドラマ『明日ママがいない』 2

2.1 あらすじ 2

2.2 虐待が児童に与える影響 2

2.3 ドラマに反映された児童福祉施設の状況 3

2.4 実在の児童福祉施設の状況 3

3 日本の児童虐待 5

3.1 法的定義 5

3.2 種類 5

3.3 状況 5

3.4 原因 6

4 日本政府の対策 8

4.1 児童虐待防止法 8

4.2 児童相談所 8

4.3 児童養護施設 8

5 おわりに 10

1 はじめに

 日本は少子化の国であるが、児童虐待現象がしきりに起こる。厚生労働省の統計からみると2012年4月から2013年3月まで児童虐待についてのクレームは6.8億件にいたったそうである。虐待による死亡事件は年間50件を超え、一週間に一人の子が命を落としている。そして、53%の虐待された子供の主な加害者は母親である。虐待の種類はだいたい心理的虐待、性的虐待、ネグレクト、身体的虐待などが挙げられる。

 児童虐待は児童の心身や人格の発展に消極的な影響を与えてしまう。児童を保護し、児童虐待事件を防止し、児童の最大の権利を実現するために、完全な憲法と政策を造りださなければならないと思う。1946年、日本は『児童福祉法』を制定した。これは児童を守るための真実のはじまりだ。しかし、この福祉法は保護者からの児童虐待に明確に規定していない。そして、2000年、日本は『児童虐待防止法』を制定した。この防止法は児童に対する虐待の防止、早期発見、保護を定めている。それに、親権の制限を盛り込んで、児童相談所の権限や機能も強化された。

 『明日ママがいない』というドラマは児童養護施設を舞台に、さまざまな事情で親に捨てられた子供たちが自分の幸せを求めることをテーマにしたドラマである。子供たちの角度から『愛』ということを認識する。

2 テレビドラマ『明日ママがいない』

2.1 あらすじ

 母が彼氏を鈍器で殴り傷害で逮捕されたため、一時「コガモの家」に預けられた真希はその後、母に捨てられ、正式に「コガモの家」の一員になる。さまざまな原因で捨てられた子供たちが自分にあだ名をつける。例えば、ポスト、ドンキ、ピア美、ボンビなどのあだ名がある。このドラマのキャッチコピーは「捨てられたんじゃない、わたしたちが捨てたんだ」ということばである。最初は親が必ず自分を迎えに来てくれることを信じて待っている子供たちは最後まで捨てられたことを自覚し、自分の幸せを探していて、現実的に生きていくことを決意する。

2.2 虐待が児童に与える影響

 ポストは施設の子供たちのリーダー的な存在である。彼女は赤ちゃんのときポストに預けられているので、「ポスト」という名前を自ら名乗っている。彼女は彼らが捨てられたではない、彼らが実親を捨てることをずっと信じている。親の愛に乏しいので、施設のパチと呼ばれる小さな子を特別に配慮する。パチとは親子のように仲がよい。しかし、母が必ず自分を迎えに来てくれることを信じているドンキは「コガモの家」にきてから、ポストの行為をずっと反対し、一度の喧嘩で、ポストに「あなたが母が私たちを迎えに来てくれることを信じない原因が、あなたが自分の母を見たことがないんだ」と言う。その後、ポストはショックを受けるように、体が震えて、顔つきが不安になっている。そして、ドンキと殴りあった。ずっと自分の態度を堅持していて、他人の一言で、仮面を剥がされた。子供は大人ではなく、そのようなことを背負うべきではなかったと思う。

 家庭は貧乏で、両親が災害で死んで遺体がまだ見つかっていないので、「コガモの家」にきたボンビは妄想癖がある。彼女は部屋でアンジェリーナ・ジョリとブラッド・ピットの写真を飾り、二人を理想の里親としている。一度、里親候補の家にいったとき、彼らと一緒にご飯を食べていて、その父がしゃもじでご飯を盛る様子を見ると気を失って倒れてしまう。そして、ボンビは再び自分の世界に閉じこもる。ボンビはただ自分の親を思い出しているからである。だから、その里親の家の幸せの状態を見ると、ビンボは倒れてしまった。

 父親にコインロッカに置き去りにされたロッカは「コガモの家」に預けられた最初の子供である。彼は父親を殺したと思っており、母と約束し、何も言わないから、常に無口で無表情だが、施設の子供たちの未来を黙々と気遣っている。子供のとき、父が母を殴ったようすをみたので、心に影を深く落とされた。そして、ドンキと出かけたとき、道端に男の子が女の子を殴っている状況をみると、彼が突然血相を変え、その男の子をさんざんに殴った。最後、母の死の直前に父を殺したのは彼ではないと知り、強いショックを受け、ポストのたすけのもとで、現実に目を向け、どんどんしゃべりはじまった。

 「コガモの家」の子供たちはそれぞれ過去がある。親に捨てられることが彼らの内心に深く暗さを落とした。ある日で、ある事件で彼らの内心の暗さが触れられると思う。

2.3 ドラマに反映された児童福祉施設の状況

「魔王」と呼ばれる「コガモの家」の施設長は常にステッキを手にしている。彼は性格が粗暴で、舌打ちの癖がある。長い間一緒に生活している子供たちもこの悪い癖をつけてしまう。それに、彼は子供たちを「里親のペット」ときっぱりと言い切り、恫喝や体罰を以って非情に接し、親を忘れない子供にも容赦なく扱ったことがある。一方、養護施設の中に、職員は子供に暴言を吐き、子供の気持ちにちゃんと配慮していない。ある日、食事の時、施設長はステッキを手にしていて、食堂にきた。子供たちが恐れをいだいて、食べる勇気もない。そのとき、施設長は「泣いた者から食べていい」といった。小さい子供たちはまだ何も知らなくて、自分の情緒を抑えることができないと思う。この施設長は子供たちが泣くのを強要して、彼らを大人のように、里親の前にお利口さんになるように要求する。

 児童相談所に仕事をしている水沢叶はいつも規則違反し、里親候補の資料を佐々木に見せている。佐々木は子供たちが自分が気に入る里親候補から選んで、ある日その家庭にお試しにいく。すべての家庭は本当に子供たちを引き取って育てるものではない。例えば、第一回にポストはある里親の家庭にお試しにいった。彼女は里親の前に誇張して敬語をいって、物事がよく分かるように表現して、自分の本当の気質を隠した。最後、彼女は奥様がただ彼女を西洋人形のようにご主人様に養う事実に気づいた。このことは番組の放送から視聴者に誤解や偏見、差別などを与える。それに、施設で生活している子供たちへの偏見も助長される。

2.4 実在の児童福祉施設の状況

 このドラマの舞台となっている児童養護施設は近年来、虐待されて、障害のために親と離れざるを得ない子供たちの居場所になっている。この施設は、親の死亡や行方不明や、貧乏などさまざまな原因で、家で生活できない子供たちを受け入れて、サポートする施設である。以前、親の死亡や行方不明などが約四割を占めていた原因は今一割にも満たさな。だが、虐待が半数を超える。ここにいろいろな子供がいる。ストレスを暴力に訴えて、リストカットして、おねしょが治らなくて、発達障害や知的障害の子供がいる。彼らが親に捨てられたので、人を信じられないようになった。施設の中に、心理担当職員の配置や居室の小規模化なども進んでいる。

 ドラマの中に子供たちがだいたい楽観的で、自分の幸せをきっと探せることを信じている。しかし、現実がもっと残酷である。親に虐待されたので、入所した子供たちが精神的に不安定になっていて、自信も持っていない。皆と一緒に食べたがらず、何も言わない子供も多い。

 ドラマの中に、施設長の佐々木は子供たちが親を忘れて、自分の幸福をあらためて探すことを強要する。しかし、現実の施設は家庭支援専門員を配置し、親子の関係づくりにも力を入れている。ただし、子供たちが家に帰っても、生活も前と比べて何も変わらない。親の意識を変えるのは難しいからである。

3 日本の児童虐待

3.1 法的定義

 2000年5月に制定され、2011年に修正された『児童虐待防止法』によって、児童虐待というのは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するものをいう)がその監護する児童(18歳に満たさないもの)に対し、次に掲げる行為をすること:子供に身体に外傷を加えて、あるいは子供にけがをさせる行為;子供への猥褻行為と子供に性的行為を強要すること;食事を与えない、また、長い間のほうったままにして、子供の心身の正常な発達が影響される行為;子供をやたらにけなして、子供のことを断って、子供を家庭暴力を目撃して、子供に心理的外傷を与えさせる言動である。

3.2 種類 

 児童虐待はその定義からみて、四つの種類がある。身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待などである。

 身体的虐待は保護者が子供を殴る、蹴る、水風呂や熱湯の風呂に沈める、カッターなどで切る、やけどをさせる、冬は戸外に締め出す、部屋に閉じ込めるなどの暴行をすることを指す。子供は骨折や火傷、切り傷、頭の外傷などを負い、死に至ることもある。身体的虐待はいつも目に見えないところにだけ暴行を加える例もある。

 性的虐待は、子供への性交や、性的な行為の強要、性交を見せ付けるなどの行為を指す。私たちは性的虐待は起こるはずがないと思いがちだが、実際に乳幼児時期からこのようなことが発生している。実父や義父などから「お母さんに話したら殺すぞ」と脅しで口止めをされているケースもたくさんある。

 ネグレクトは養育者による子供に対する不適切な保護や養育の放棄、拒否などのことを指す。子供を家に残して外出し、食事を与えないし、子供の情緒な欲求を無視するなどを指す。精神的、医療的なケアを十分に行わない場合なども考えられる。ネグレクトは子供の栄養不良や発達障害などを引き起こして、子供の人格形成に多大な影響を与える可能性がある。

 心理的虐待は子供に著しい心的外傷を与える言動や行為をする、子供の自尊心を傷つける言葉を繰り返し使って傷つける、激しい叱責や脅かしで恐怖に陥れる、無視や拒否的な態度をとるなどを指す。

3.3 状況

 厚生省のまとめで分かるように、平成24年度の虐待対応件数は約6.7万件であった。 このデータは平成11年度の約5.7倍である。統計を取り始めて児童虐待事件は毎年増加しているので、発覚する件数と比べると実際の虐待数はもっと多いと思う。

 平成23年度子供が虐待されて死亡した事例は56例で、死亡人数は58人である。「児童相談所」における児童虐待相談対応件数から見て、身体的虐待は35.3%で最も多く、次いで心理的虐待が33.6%となっている。

 虐待されている児童の年齢で言うと、0歳から3歳未満が18.8%(12503人)、3歳から学齢前児童が24,7%(16505人)、小学生が35,2%(23488人)で人が一番多い。

 虐待をする者は実母が57.3%と最も多く、次いで実父が29.0%となっている。実父母以外の人は13.7%を占めている。

 社会的養護体制の不足で、「児童養護施設」の入所率は平成10年度の82.8%から今の85.8%に増加している。日本において、毎年数万人以上の子供が虐待されている可能性があり、児童虐待は、子供にとって重大な脅威である。

3.4 原因

 児童虐待問題を引き起こす原因は複雑である。社会的原因からみると、以前、日本の数年連続の不景気で、父親が企業にすべての力をいれ、家事や子育てるのは全部母親の責任になる。しかも、ある企業が3年ぐらいで別の地に派遣する規定があるので、父親が派遣される。母親が周囲の人とよく関係を築いたばかりなのに、ほかの町に行ってしまう。そして、母がこの孤立的な状態で、一人で子供を養って生きている。このままで、ストレスがたまるとき、母が文句を言う人相手もいなくて、子供を虐待することになるかもしれない。

 その外、母がご主人様の暴力が我慢できなくて、離婚するし、ご主人様がなくなったら、家庭の経済重責を担わなければならない。彼らは仕事のせいで、子供たちを家に放置することもある。そうすると子供の心理に重大な影響をあたえ、それに、子供たちの安全も確保できないと思う。

 それから、保護者自身からの原因もある。保護者は自身が虐待経験を持っているし、攻撃的な性格や衝動的な性格があるし、未熟で、育児不安、ストレスが蓄積しやすいし、産後うつ病、精神障害、知的障害、薬物依存などにより、心身が不安定になることもある。

 一方、子供側からのリスク原因もある。子供が早産しているので、保温ボックスに置かれて、親との交流ができないし、子供がある程度の障害があるなら、親はショックを受けやすい。それに、意外で身ごもっていて、子供を育てるのがまだ準備していないので、そのような状況におかれると、子供を虐待する可能性もある。

 とにかく、時代とともに、子供を虐待する原因もかわっている。根本的な原因は親にあると思う。

4 日本政府の対策

4.1 児童虐待防止法

 『児童虐待防止法』は日本が児童虐待を防止するため、2000年に制定された法律である。この防止法は児童虐待の定義や、児童虐待の早期発見努力や、通告の義務(『児童福祉法』第二十五条、虐待を発見した者は児童相談所などに通告する義務がある)、立ち入り調査(『児童福祉法』第二十九条、虐待が疑われた家庭や子供の職場などに立ち入ることができる)、児童虐待に対する警察の介入、虐待児童への保護者の接触制限などの権利を明確的に規定する。

 しかし、以前この防止法はあまり有効的ではなかった。多くの人は虐待を発見したとき、児童相談所などへの通告の義務が分からないし、児童相談所は立ち入り調査には積極的でないから、皆無に近い状態が続いていた。

 この状態下で、1990年代に児童虐待問題は社会問題になった。皆がどんどんこの問題を重視するようになった。そして、旧児童虐待防止法が廃止され、新しい防止法が実行された。

4.2 児童相談所

 児童相談所は『児童福祉法』第十二条に基づき、各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関である。この相談所の業務はだいたい児童の生活全般に関して保護者や学校からの相談や、必要な指導や措置をとることである。

 こ相談の種類も養護相談や保健相談、心身障害相談、非行相談と育成相談など五つある。

4.3 児童養護施設

 児童養護施設は児童福祉施設のひとつである。現在、全国児童養護施設は593所ある。

 『児童福祉法』第41条によれば、つぎのようになる。児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談、その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設と定義する。

 入所する児童はだいたい、親と死別し、親に捨てられ、保護者がいても、児童虐待を受けていて、親が行方不明で、離婚、再婚、拘禁などで家庭環境が不良で、児童相談所に来た児童である。

 「児童養護施設」はその形態で大きく分けて大舎制のもの、中舎制のもの、小舎制のもの、またグループホームがある。この施設は以前「孤児院」と呼ばれていたが、現在孤児が少なくなり、親はいるが養育不可能になったため預けられている場合が圧倒的に多い。

5 おわりに

 児童虐待問題は全世界の問題である。児童虐待の現象も人々が子供の生存と発展の権利を保護することを考えさせられる。毎年増加している児童虐待の件数からみて、児童虐待問題に対して、たくさんの措置を取り、たいおうしていながらも、事件が依然として発生する。児童虐待を防ぐために、早期の予防や発見、保護と後の措置が必要である。ドラマの中で子供たちがそれぞれの秘密を持ち、「コガモの家」にいった。彼らが自分の幸福を追求する中で、ある事件でショックを受け、過去の虐待された経験を思い出した。このことから分かるように、虐待は子供たちの内心に深く暗さを与えてしまう。幼年期は子供たちが親に愛され、気持ちよく成長するとき時期だが、彼らはいろいろな事情で親に捨てられ、心身にも悪い影響を受けてしまう。児童養護施設は子供たちに良好な生活環境を提供することと彼らによい里親を見つけることを目的とするのである。また、私たちがもっと子供たちの心理健康問題を注目すべきだ。今後、児童虐待問題を見守り、検討していきたいと思う。

参考文献

 [1]川崎二三彦.『児童虐待--現場からの提言』.岩波書店.2006年

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