浅析村上春树的《海边的卡夫卡》
2024-02-06 10:46:51
论文总字数:11230字
摘 要
《海边的卡夫卡》是由新潮社分上下两册在2002年9月12日发布的村上春树的第十部小说,这本书出版后在全世界都受到了好评。这本小说由两个故事交织展开。
通过自省以及探索自己的内心世界而得到自我认知,是日本20世纪后半期的重大主题。村上春树的小说也经常围绕此话题展开故事。同时这也是人生的一大主题。通过少年卡夫卡的故事,人生虽然总是充满挫折又时常感到迷惘,我们也必须直面这些挫折。而无奈彷徨时,借助他人的帮助也必定可以找到答案,由此成长蜕变。
本论文以小说的创作背景以及小说主题为中心,分析小说的艺术性,以此探讨《海边的卡夫卡》深受好评的理由。同时表达自己对作品浅显的看法。
关键字:村上春树;《海边的卡夫卡》;救赎
目 次
謝辞 1
要旨 2
摘要 3
1 はじめに 5
2 『海辺のカフカ』の先行研究 6
3 村上春樹の文学に対する研究 7
3.1中国で村上の文学に対する研究 7
3.2 日本で村上の文学に対する研究 7
4 『海辺のカフカ』の粗筋 9
5 『海辺のカフカ』の主題 10
5.1 創作の背景 10
5.2『海辺のカフカ』の主題 10
6 『海辺のカフカ』の文学性 12
6.1虚と実の転換 12
6.2人称の変化 12
7 『海辺のカフカ』について自分なりの考え 13
7.1物語のモチーフについて 13
7.2 「カラス」と呼ばれる少年について 13
7.3 佐伯さんについて 14
7.4 大島さんについて 14
8 終わりに 16
参考文献 17
1 はじめに
村上春樹は現代日本の文壇に注目される作家の一人である。『ノルウェイの森』を代表作品として、村上の文学は迅速に世界中にブームになる。今までも、中国には「村上ブーム」がまだ続いている。『海辺のカフカ』が出版された後、相変わらず好評不断である。一体どんな理由で村上春樹の作品は世の中の人々に愛されるか。本文はまず『海辺のカフカ』の先行研究及び村上春樹の文学に対する研究を紹介する。それから、作品の粗筋及び創作の背景に基づき、小説の主題を探究する。最後には、この作品について自分なりの考えを述べたいと思う。
2 『海辺のカフカ』の先行研究
『海辺のカフカ』に関する先行研究は、主に予言を注目し、ソポクレスの『オイディプス王』と比べた。
小森陽一は『村上春樹<海辺のカフカ>を精読する』の中に、『海辺のカフカ』を『オイディプス王』の物語と比べ、「田村浩一と完全に同じであるかどうかはわかりませんが、ジョニーウォーかーと名乗る男を、『海辺のカフカ』のもう一人の主人公ナカタさんが殺害するのは、カフカ少年の分身としてナカタさんがオイディプスの物語を担っている」と主張している。
それに、小森陽一は言語の作用よりイメージをさらに重視し、「女性嫌悪」、「記憶の消去と歴史の否認」などの要点から作品を分析する。この小説は「ある共通した社会的な精神的病理」について「癒し」「救い」「救済」をもらたす商品として人々に愛されて消費されていると論じている。
清水良典は『村上春樹はくせになる』にいおいて、「猫殺し」の男ジョニー・ウォカーがナカタさんに殺された場面と田村浩一の死亡記事についてこんな風に述べている。「この事件は表現としては、「父を殺す」という観念のメタファーなのだ」。
川本三郎は、小説の中の人物の特権意識は嫌がれるものであると論じる。その上、この作品においては核心ものになれるものはないと主張している。
加藤典洋は父親の予言で呪われたカフカと、戦争の事件で頭が空になったナカタを「完全に損なわれた存在」と指摘し、二つの物語の主人公の共通点を分析している。
黒古一夫の『村上春樹「喪失」の物語から「転換」の物語へ』の中に、『海辺のカフカ』は神話的の物語を通して現実中の暴力に遭うときに直面することではなく、避けると「逃避」から「安心感」を獲得する可能性があると読者に暗示している。その観点は小森陽一の主張と共通点がある。
河合隼雄は『海辺のカフカ』は非常に素晴らしい物語であると褒め称える。彼は精神分析の角度から作品の深意について斬新的な理解を提出し、この作品は少年主人公及び日本人全体の「成人礼」と評価する。それに、木部則雄は『精神分析的解題による『海辺のカフカ』を発表し、心理学の視点から作品を分析する。
3 村上春樹の文学に対する研究
3.1中国で村上の文学に対する研究
村上の文学は最初から中国の読者及び研究者に注目されるわけではない。21世紀の前に、村上の文学に対して影響があった研究は王向遠の《日本のポストモダニズムの文学と村上春樹》(北京師範大学の学報、1994年5月)及び村上の作品の翻訳者林少華の《村上春樹の芸術の魅力》(解放軍外国語学院の学報、1999·3)である。王向遠は、村上の作品は解消性が現れると主張している。解消性というのは「自己の解消、意義の解消」である。この解消性もポストモダニズム文学作品の特徴の一つである。
林少華は《村上春樹の芸術の魅力》の中に村上の『風の歌を聞け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』、『ノルウエイの森』、『ダンス、ダンス、ダンス』などの小説の粗筋を紹介するだけではなく、村上春樹の創作の主題や文学性について自分の見解も述べている。彼は村上の作品の中の人たちが孤独や空虚を感じて茫然としていると主張する。そして、この文章はそれからいつも上海訳文出版社の出版する『村上春樹の文集』の序文として、ほとんどすべての村上の作品の本文前で現れる。中国の一般の読者ばかりではなく、日本の研究者でさえ林少華の解読を通して村上の作品を研究する。
3.2 日本で村上の文学に対する研究
日本に村上の文学に対する研究の始まりは20世紀の80年代に遡れる。この歴史は三つの時期に分けられる。
最初の時期には、日本の文芸評論家川本三郎及び「全共闘代」と呼ばれる批評家を代表とする。この時期の研究は大雑把で不成熟だけれど、今後の村上文学の研究の基本な主旨が定まれる。『群像』1979年6月号に村上春樹の処女長編小説『風の歌を聴け』が掲載された直後、川本は『カイエ』1979年8月号において村上に対していち早くインタビューを行いた。彼は最初期からの村上春樹の支持者だったが、ノンフィクション『アンダーグラウンド』(講談社、1997年3月)が刊行されたあたりから批判的になる。2002年の『海辺のカフカ』の刊行時に同書を酷評した 。
20世紀80年代末に、日本の村上文学研究は第二の時期に入った。この時期に、村上の作品に関する発表された論文や刊行した雑誌の数は前より著しい増加が見られる。『国文学』とか『文学界』とか『Eureka』とかに村上の文学に対し研究の専門書が刊行された。それに、研究の内容もこの前よりさらに詳しくなり、作品の細かいところに拘る傾向がある。そして、研究者が用いる研究理論もそれぞれ違う。たとえば、鈴村和成はデリダーの脱構築理論を利用するが、小林正明はフロイドの精神分析理論を用いて研究を行う。
第三の時期は21世紀からである。この時代の研究は三つの特徴がある。まず、若い学者は研究者の主体になる。次に、村上春樹の作品が次第に他の国家の読者に受けられたのに従って、多国籍の研究も新しい研究の形式になる。最後に、この階段の研究結果が前よりさらに速く広がる。21世紀から、日本の村上の文学の研究成果はほとんどシンクロナイズするスピードで東アジアの各国に広がる。小森陽一の研究はその中に一番典型な例である。小森は2006年に新作『村上春樹論「海辺のカフカ」を精読する』を出し、翌年に中韓語の訳本が出版される。
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