文 献 综 述

1. 河合忠彦「〔リレー連載 戦略経営のすすめ(1)〕戦略経営とダイナ

ミック#12539;ケイパビリティ」『戦略経営ジャーナル』vol.1-No.2、国際

戦略経営研究学会、2012.6、205-215頁

概要：「戦略経営」は戦略性、統合性、実践性という3つの要素を含む。有効なサバイバル戦略（企業戦略と競争戦略）を構築し、それらを様々なファンクション戦略に落としこみ、それを更に行動計画に具体化して実行するものとされている。例として、ユニクロの成功はまさに「戦略経営」によってもたらされたことが指摘されている。更に、戦略経営の実践における二つの重要な戦略とそれらについての先行研究を説明している。

所感：本稿を通じて、企業の成功は確かに戦略による所が多いとが分かるようになった。例えば、ユニクロがビジネスモデルの成功例になったのは、高成長という#8220;実践的目的#8221;達成のための#8220;経営戦略#8221;を中心とする、様々な機能別戦略の#8220;統合的展開#8221;によってもたらされたためである。しかし、「なぜこのような戦略は消費者の購買意欲をそそることができるのか？」という問いは立てられていない。ここから、消費者側に注目した行動経済学による分析の必要性を認識することとなった。

2.

（1）田畑和彦「消費行動から浮き彫りにされる日本人の特性―日本人はどうして「ブランドが好き」なのか―」『静岡産業大学国際情報学部研究紀要7』静岡産業大学、2005.2、65-90頁

（2）卢泰宏『中国消费者行为报告』中国社会科学出版社、2005