自他動詞の使用から見られる日本人の用語習慣と心理(从自他对应动词的使用看日本人的语用习惯和心理)文献综述
2020-03-18 16:51:10
文 献 综 述
1. 董国民(2005) lt;日语中自动词,他动词的形态及意义特征gt; 《外语研究》VOL(6) pp.35-37
董(2005)は日本人は動詞を使うのが好きだものの、ある場合で、意外に他動詞を使うという問題をきっかけとし、水谷修や石田英一郎などの言葉を引用し、自他動詞の使用は日本社会の文化の影響を受けるためである、ということを指摘している。自他動詞の使う場合をそれぞれ纏める。自動詞の使う場合は、客観的な事実を述べ、他人を配慮し、迷惑をかけないし、他人に精神的な負担を感じさせないように、自動詞を使い、受身の意味を表現するわけである。他動詞の使う場合は、主動的に責任を取り、主動的に謝ることに傾向がある。
自他動詞を使う場合を考察することを通じて、日本人の心理と意識を分析した。例えば、聞き手に負担をかけないように、日本人がよく自動詞を使って事実を述べる。それは、日本人が他人のことを遠慮する習慣に合う証しといえるかもしれない。他に、主語を表さないように、自動詞を使って謙譲の態度を表すこともある。しかし、著者は主に自他動詞の使う場合を考察したのに、ただ簡単に日本人の心理と意識だけ分析したに限る。
2. 朱宪文(2010)lt;日语自他动词的语用功能及文化心理gt; 《湘潭大学学报》VOL(34)PP157-160
この文章は主に自他動詞の語用機能を掲示してきた。朱(2010)は自動詞と他動詞を含む句を引用して、それぞれの役割を分析した。自動詞は思いやる機能と尊敬する機能があり、他動詞は謝る機能があると掲示してきた。
また、朱(2010)は自他動詞を使う話し手の心理と日本文化の研究に注目した。自然を崇敬する自然感を持ているため、「日本人にとって、自然は無論、慈母であるばかりではない。万葉の世界では自然はより多く害悪の根源として畏怖すべき崇高の感を催せた(岡崎義恵1947)」と考えられる日本人が大勢いる。日本人は他人を尊敬し、畏敬するうえに、「和」の思想を尊び、つまり「和」が最高の美徳である。(方贺绥 2004 )
この文章は自#65381;他動詞に隠されている日本人の心理と日本文化に対する研究に重要な役割をしているのである。しかし、自#65381;他動詞を使う場合と語用機能の考察は緻密でないようで、ただ大まかに説明したのに止めた。それは、日本人の心理や用語習慣を深く研究しにくいためであろう。また、作者は自#65381;他動詞の使用を通して、日本人の心理と日本文化を研究したのに、日本文化についての研究が緻密でないようである。
3. 土居健朗著阎小妹译 (2006) lt;日本人的心理结构gt; 商务印书馆
これは土居健朗の著書であり、阎小妹によって翻訳された。文化的な視点から、日本人の日常生活と日常用語の関係を観察した。詳しく日本人の言葉づかいや動作、心理を分析したうえに、依頼心理、罪悪感、義理を研究した。一方、分かりやすい言葉で日本人の様々な心理に導いた日本社会の現状と背景を研究した。この本は日本人の心理と日本文化の研究に大いに役立つだろうと思う。
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