日本語の受身文についての一考察ーー認知の視点からの分析(关于日语被动句的考察---从认知角度的分析)文献综述
2020-04-13 15:19:23
文 献 综 述
①《日语被动句》 张永旺 旅游教育出版社 2007年
この本は中国の「新视野日语精品书系」の一つである。この叢書は日本語の教師が授業の経験を踏まえて、日本語を勉強する中国人が出会う難点に焦点を合わせて編纂している。この本は日本語を勉強する人に向かって、これまでの成果を理解し、吸収したうえで、日本語の受身文の性質や特徴をいっそうまとめている。この本は次の面から日本語の受身文を検討した。日本語の受身文の作用、形式、分類;主格名詞と有情物、非情物との関係;違い類の受身文の特徴;受身文で主格名詞の由来;主格名詞と人称との関係;主格名詞と動作の主体との関係;主格名詞と述語部の動詞と動詞のテンスとの関係;自動詞意味の受身文;他動詞意味の受身文;受身文で動作の主体の表す方法など。この本の第一の特色は中国人が母国語のせいで誤った認識に対して、中日言語の比較から検討していた。この本を通じて中国人がちょっと困っていることは中国語の受身文から日本語の受身文に翻訳することである。この本を勉強した後中日の受身文の異同や日本語の受身文の本質をよく理解できて、日本語の受身文を正しく使うことができると思う。
②「日本語の受身文の研究―中国人への日本語教育に関連して」 王彦花 『日本语言文化研究―日本学框架与国际化视角』 2008年
この論文で、王先生は日本語の受身文の種類と動詞との関係、受身文と「に、から、によって」の関係、受身文の使用において、中国人学生に対する母国語の干渉などについて検討していた。検討を通じて受身表現において中国語と日本語ではいろいろ違う所が分かった。中国語では、有情物か非情物かを問わず、直接その動作を受けるものを受身文の主体にする。つまり、受身文の主体としては有情物か非情物かの制約はなく、客観的に動作主と非動作主との関係を表す。しかし、日本語では、有情物か非情物かの制約があり、非情物の受身文は単なる一人の日常的動作には使えない。動作を直接受けるものより、動作の影響を受けるものに視点を置いている。つまり、日本語の受身文では「人の感覚」を第一に、中国語の受身文では動作主と非動作主との関係を第一にして表している。
③《关于日语被动句的句式结构与表意功能》 郭翠英 陆泽军 《日本语言文化研究―日本学框架与国际化视角》 2008年
日本語の受身文は中国より使用範囲が広く、表現の形式も多く、また、文中における語義関係も複雑である。それは中国における日本語の学習者にとって、日本語を勉強する際の難点の一つである。この論文では主に直接的と間接的受身文、使役受身文と形式受身文の角度より、また具体的に自動詞と他動詞、有情物と非情物などの面から例を挙げ、日本語における受身文の構成と表意機能を検討していた。その上に、日本語を勉強する人がとても注意するべきところと間違いやすいところが指摘されていた。日本語の受身文をよく把握するために、その受身文の特徴と慣れた表現方法を理解しなければならない。その同時に、言語そのものを勉強するだけではなく、日本人の考え方や日本文化もよく知られる。
④「現代日本語の間接受身文についての考察」 吉红 上海外国语大学硕士学位论文 2009年
この論文は、現代の日本語の間接受身文をめぐって、日本語の受身文の分類、間接受身文の意味特徴と構文特徴について考察した。特に間接受身文の述語動詞に関わる制約について詳しく考察した。日本語の間接受身文の意味特徴としては迷惑性がよく取り上げられるということである。間接受身文は基本的に被害、迷惑を表す表現である。具体的には、間接受身文は主語がコントロールの及ばない出来事によって、やむを得ず、迷惑を受けるというような構文である。
⑤《浅析日汉被动句》 虞建新 《连云港职业技术学院学报》 2005年
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