バブル崩壊以来、日本経済は急速に後退になってしまった。この影響を受け、今でも、景気に困っている。近年、経済を回復させるために、安倍政権が「アベノミクスのエンジンを最低限にふかす」「切れ目のない経済対策」「第二次安倍政権以降最大の28兆円」などの対策を取り込んでいるが、経済が顕著に上回っていない現実である。そういう時代に育ってきた若者の間で「クルマ買うなんてバカじゃないの？」のような声がありはじめた。総務省「1984年—2009年全国消費実態調査」により、若年単身世帯は、男女とも消費性向の低下傾向がある結果に出てきた。そのため、「クルマ離れ」や「高級ブランド品離れ」、「海外旅行離れ」など、今の若者が高額消費をしなくなり、低欲望になっていると指摘されている。

「従来の消費者ならば、景気が回復して、収入が増えれば支出を増やすが、嫌消費層は景気が回復しても支出を増やさない。」「嫌消費を担っているのは、低収入層ではなく、現在20代後半の「バブル後世代」であり…」と松田久一が「嫌消費世代の研究」という本でそう書いた。彼は、嫌消費世代が収入増に見合っただけの支出をしない態度をとっていると思っている。それに、嫌消費世代の登場は経済や次の世代に大きな影響を与えていると考えられる。

そのほか、大前研一から見れば、「20世紀の世界を支配してきた経済秩序はもはや21世紀の日本経済に通用しなくなっている。それで、「心理経済学」として提唱していることである。それを私なりの言葉でいうと、「低欲望社会の出現」ということになる。」

それは本当なのか？若者たちは低欲望になって、消費が嫌いようになっているのか？そうすれば、こういう現実の要因はなんである？長続きの不況にはどんな関係があるのか？本論文では、これらのテーマを研究したいと思う。若者の消費行動の研究を通し、現在の不景気を解決するキーをみつけたり、日本経済の行き先を把握したりすることに役立っていると思う。

2. 研究的基本内容与方案

では、若者の消費意識はいったいなぜか変わったのか？その背景を考えてみよう。まず、不景気のせいで、非社員の数が増えつつあり、若者は経済的に余裕がなくなってしまう。そして、少子化や高齢化が進み、将来への不安がどんどん大きくなり、収入が増えても、消費に使うことなくて貯金にすることが多い。そして、前の世代に比較すると、今の世代は一生懸命仕事をしているタイプしゃなく、自己を中心にするや自分を充実させるような価値観ができた。物への欲が落ち、精神世界の豊かさを目指すようになった。

①卒論のテーマを選定すること。

②資料、参考文献を集めること。

③ 指導教官と相談すること。